神社

神社コンサルって、どんなことができる?

おかげさまで、神社コンサルに関して、ぽつぽつと問い合わせをいただくようになってきています。ありがたいことに顧問契約いただいたお客さまもおり、私としても、より神社界への貢献を強めていきたいと思う次第です。

さて、神社コンサルタントには実際にどんな支援が依頼できるのか、イメージが難しいと思います。通常、コンサルタントという職種には次のようなことが求められます。

1.現状を分析したうえで課題を見つけること
2.その課題を解決に導くこと

私の場合、システムエンジニアとしてのキャリアが長いため、「課題の解決手段として、ITを活かせるか」というアプローチが強みです。しかし、ITは単なるツールの一つに過ぎません。過度なITへの期待はよくありません。むしろ、ITなどのツールを使わずに済む方法はないか、を考えるほうが思考の優先度としては高いです。

神社における課題とは、たとえばこんなことが考えられます。

  1. 社入を増やしたい(ご祈祷数や参拝者数をふやすことで収益UPしたい)
  2. 神社のことをもっと知ってもらいたい(ホームページや広報に力を入れたい)
  3. 職員間のコミュニケーションを活性化したい
  4. 職員の人事評価制度を取り入れたい(目標管理をしたい)
  5. 顧客(氏子崇敬者)情報を適切に管理したい
  6. その神社の特徴を再発見したい

上記それぞれについて、具体的にどのようなアプローチがとりうるかみていきましょう。

社入を増やしたい(ご祈祷数や参拝者数をふやしたい)

「神社はサービス業」と考えてみれば、氏子や崇敬者へのサービス力を高めることでリピート数向上をはかることができます。

神職者がいくら気持ちのこもったご祈祷をしても、その想いが神様だけではなく、施主様にも伝わっているでしょうか?たとえば、神職者にとって修祓(しゅばつ)は神事の開始にあたり、必ず執り行うものです。しかしそれが神事においていったいどんな意味があるか、ご祈祷を受けられる施主様は、意外と理解されていません。(残念ながら祈祷にいらっしゃる方でも、神社とお寺の違いも分からない方が多いのが、実情です)
ですので、その意義を(適切なタイミングで)軽く説明するだけでも、施主が感じる”ありがたみ”が変わるのではないでしょうか。
面倒ではあるかもしれませんが、”神職者が行う行為を説明する”ことによって、施主様に「またこの神社で祈祷してもらいたいな」と思っていただけるかもしれません。
といったような、お客様(施主)視点で客観的にサービスを見直すための指導を行います。

神社のことをもっと知ってもらいたい(ホームページや広報に力を入れたい)

SNSやホームページを効果的に活用することで、神社の由来、お知らせ(イベント情報等)などを伝えやすい仕組みを作ります。ホームページを所有していない神社については、できるだけ低コストで作り方から運営方法までを指導いたします。
神社のことをもっと知ってもらうことで、氏子崇敬者とのエンゲージメント(愛着心)を高められるでしょう。氏子たちとのきずなが深まれば、それだけ彼らの支援が得やすくなります。また、氏子崇敬者以外の人にも認知してもらうことで、思わぬご縁をいただく可能性も高まります。

いまだ電話やFAXでしかご祈祷を受付ていない神社も多いですが、世はインターネットが主流。Eメールを導入していない場合は、その運用における指導も致します。
結果、ご祈祷数、参拝者の増加が見込める可能性が高まります。

最近ですと、ホームページ(ウェブサイト)の相談が増えています。特にSEO(検索エンジン最適化)の向上が多いです。
神社の場合、由緒などから特徴をみつけて”その神社ならではのキーワード”を選定したのち、それを効果的にSEO対策に使うことでホームページのアクセス数を増やすといったお手伝いが可能です。

職員間のコミュニケーションを活性化したい

全国的にはほとんどの神社がいわゆる「ひとり宮司」であり、複数の神職者や職員を抱える神社は少ないです。とはいえ、複数名の職員がいらっしゃる神社は、職員間のコミュニケーションがうまくいかず、悩まれている方が多いものです。

コミュニケーションツールとして、LINEなどのチャットツールを使用されている神社も多いですが、こういったツールは導入しやすいだけで、情報はどんどん流れていくため整理されず、過去の情報を取り出しにくかったり、誤送信したりとトラブルの種にしかなりません。いったん使いだすとやめにくいのもデメリットです。

LINE以外にも、こういったコミュニケーションツールは世の中にたくさんあり、職員の規模に応じた適切なツールの選定が重要です。導入を成功させる秘訣は、導入時に運用ルールを制定することです。それには、導入支援が必要となります。世の中には無料のツールもありますが、そこをケチって失敗するよりも、有料のツールを導入するべきでしょう。有料のツールはメーカーのサポートが受けられるという大きなメリットがあります。このわずかな費用をケチって無料のツールを導入したばかりに、データが破損し、バックアップもないといったトラブルに遭遇し、結果、サポートを受けられずに大損失を被った、という事例はたくさんあります。
無料ツールが必ずダメというわけではありませんが、それならば無料のツールのデメリットを知り、常に費用と業務への影響を天秤にかけて精査する必要があるのです。
適したツールの選定をお手伝いいたします。

職員の人事評価制度を取り入れたい(目標管理をしたい)

職員の評価は適切にされているでしょうか。その働きぶりや勤務態度を正しく評価をしているでしょうか。

人を評価するというのはとても難しいもの。しかし何らかの仕組みを提示し、それに基づいた評価を行わないと、職員のモチベーションが維持できず、スキル向上の意欲もなく、結果的にサービス品質の低下に繋がります。

目標を定め、その目標の達成度を毎期評価する仕組みを検討しましょう。そうすることで、職員の貢献意欲が高まります。

顧客(氏子崇敬者)情報を適切に管理したい

顧客データを管理している神社はどれだけあるでしょうか?PC操作が得意な方がいれば、EXCELを活用するのもよいでしょう。しかし現状は、紙の名簿で管理している神社がほとんど。なかには名簿すらつけていない神社も多くあります。

紙では情報を取り出す(検索する)ことが難しく、過去情報を調べる際など、時間がかかります。これでは顧客目線の”攻め”の神社運営ができません。たとえば初宮の祈祷に来ていただいた女の子の赤ちゃんがいる家族に対して、その2年後には七五三の案内を出すべきでしょう。(神社側からアクションをとることを”攻めの神社運営”と呼んでいます)

このような顧客データをIT化していれば、「案内を出すべき人」が検索によってすぐに抽出可能です。適切なタイミングで案内を出すことで、ご祈祷に来てもらえる可能性が高まるでしょう。

このような顧客データを適切に管理する仕組みについても、導入する支援を行います。当然、規模の小さな神社でしたらEXCELで十分ですので、費用を抑えたご指導もできます。

その神社の特徴を再発見したい

外部の目から神社を客観的に観察することで、意外な気づきが得られることがあります。それはその神社にとって大きな強みとなるものかもしれません。そういった特徴を見つけ出し、大きな力にするのも神社コンサルタントの努めであると考えます。

たとえば歴史ファンがとても喜びそうなご由緒があるのに、アピールできている(届けたい層に情報を届けられている)でしょうか?それを一緒に考えましょう。

まとめると、私(神社コンサルタント)ができることは次のようなものです。
・ITツール(顧客管理、情報共有、会計ソフト、在庫管理など)の導入支援
・PC基本操作(EXCEL等)の使い方指導
・SNS、ホームページ作成、運用方法の指導
・広報・マーケティング支援(参拝者数、祈祷数向上など)
・顧客目線での神事指導

相談は無料ですので、関心がおありでしたらぜひ問合せ下さい。
お待ちしております。